ヨーダの真実

 今新作が絶賛公開中らしいスターウォーズという映画のシリーズにはヨーダとかいう強力な爺キャラが登場するわけだが、あの皺くちゃの表皮は昔の稚拙な映像技術だからあの程度で済んでいるのであって、本当はもっとこう、皺と見えているのが実は皮膚のひび割れで、奴の全身には無数の疣や瘡蓋や結節が隈なくできていてそこには縦横無尽にひび割れが走り、赤く覗くその割れ目からは常に血混じりの黄色や緑色や白色の膿が沁みだし流れ落ちており、その皮膚の下には様々な種類の寄生虫が棲息していて時折というか四六時中どこかの穴や皮膚の割れ目から顔を出し、場合によってはそこからそのまま這い出してしばらく体表を歩き回ったりし、また寄生虫のみならず蝿などが常に集っていて卵を産み付けそこから無数の蛆が孵ってそれを食う虫もいたりしてそれはまさに皮膚を場とした一つの生態系とも呼ぶべきものであり、三本指なのも実は昔は両手に五本ずつあったのが皮膚病が指の芯まで達して壊死した組織がごそりと腐り落ちた結果なのであり、そのため奴の所有しているライトセイバーはグリップが異様にぐちゃっとした感触をしていて手に馴染みすぎる程に馴染むし、緑色をしているのももとの皮膚はピンクというか地球人の肌の色だったのだが病原菌に感染したり寄生虫に食い荒らされたりしているうちに腐ってあのような色に変わったのであり、とまあその辺はリメイクの結果、現代の発達したCG技術によって補われ腐臭がしそうな程にリアルに表現されているそうですよ。本当です。


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