SNAKESKIN「CANTA'TRONIC」

tawachi2006-10-23

 LACRIMOSAのティロ・ヴォルフ様によるソロ・プロジェクトの2nd。打ち込みのビートを基調にしたエレクトロ・サウンドそのものは1stと変わらないが、今作ではソプラノ女性ヴォーカル(オペラ歌手なんだそうな)を全面的に導入したことによってぐっとメロディアスな印象になっている。殊更に爬虫類感を強調したティロ様のヴォーカルも控えめ。LACRIMOSA本体に近づいたとも言え、その分シンフォニックなLACRIMOSAのファンにもかなり取っつきやすくなった(とはいえ本体との音楽性の違いは未だはっきりしているが)。曲作りも1stと比べるとかなりこなれてきていて、曲調に幅が出てきたし、むやみにLACRIMOSAとの差別化を意識せずに作られているせいか、こちらも肩に力が入らず自然に聴ける。


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