CLASSIC ROCK JAM XV @ 中野サンプラザ

 日本のロックミュージシャンらによるロックの名曲カヴァー大会。一週間後のラウドパークを目前にしてその存在感は霞みっぱなしではあるもののちゃんと行ってきましたよ。

 実際ラウドパークに興奮するあまりこちらのチケットを取ったことすら忘れていて、クラブチッタから身に覚えのない郵便物が送られてきて開けて初めて「ああ、こんなんもあったなあ」という状態。当日の今日になっても、何やら寝不足でクソ眠いせいもあってテンションは最低レベル。ふらふらする重い頭を必死で支えつつ中野へ。

 中野に来たからにはということでとりあえずブロードウェイのいつもの中古CD屋に行き、ラウパー予習用にMEGADETHの2枚組ライヴ盤と、あとGORGOROTHの前作をゲット。それぞれ1380円と690円、安い。

 なかなかの収穫に多少気分を良くしつつ開演15分前に会場へ。席は結構前の方で嬉しいなと思っているうちに定刻になり、BGMがフェードアウトしてスピーカーから聞こえてきたのは風の音に続いて鐘の音。そして始まるデーモン小暮閣下の前説! 昨年の聖飢魔II再集結を否応なしに想起させ、信者にとってはテンションが急上昇すること夥しい最高の演出です。

「いつかはわからないがこれからステージで会おう」と締めくくられた前説に反して、一曲目で早くも姿を見せた閣下。バックを固めるのはルークに雷電湯澤とその他よく知らない人々(失礼)という構成でひゃっほう最高! ルークの機材トラブルで最初ちょっと「?」というのがあったがそんなの全くどうでもよく、曲は知らなくてもこのメンツが演奏し歌っているのを見るだけで嬉しくてしょうがない。

 その後2〜3曲毎にシンガーを交替、他の演奏陣も数曲ごとに交替しながらショウは進行。選曲はやっぱり70〜80年代のロック中心で、その辺には特に詳しくもなければめちゃくちゃ好きというわけでもなく、まともに曲がわかったのはほんの数曲だったけど、あのあたりの名曲をこの音圧で聴かせてくれるのは嬉しい。おおむねベテランばかりで演奏も上手いし。個人的にハイライトだったのは寺田恵子の歌う「Highway Star」と、冠徹弥の「Welcome to the Jungle」。シュナナナナナ膝っ膝っがあの金切り声で凄かった。あと「Youth Gone Wild」を聴けたのも嬉しかった。このときのヴォーカルは鮎貝健で、どうせならもっと上手い、閣下か恵子姐さんあたりがやってくれれば・・・とも思ったけど、この曲を選んだだけでも偉いな。

 ただまああんまり曲や演奏者を知らないというのはやはり不利でもあって、特に後半、よく知らない人達が知らない曲(しかもかったるめの)をやってる時は正直眠いことも多かったです。昔のロックの名曲を現役ミュージシャンが演奏するというコンセプトだから曲を知らないのはいいとして(最後にセットリストを書いた紙を渡してくれるという親切設計にもなっているし)、演奏者の方を知っていればいるほどやはり楽しめるんだろうなあ。

 ところでどうでもいいことだけど私の隣の席に変なおばはんがいて、これがNHK教育に登場する体操のお兄さんめく奇怪な踊りを締まりのない動きでのべつうねうねと踊っていてめちゃくちゃ気になるんですわ。しかもよく妙な独り言言ってたりするし。香水もきつくてくせーし。おばはんの左右の動きが大きくて単純に観るのに邪魔でもあって、ちょうどおばはんと反対側の隣の席が空いてたんで私は少しそっちに避けてなるべくおばはんが気にならないようにして楽しんでました。おおむねそれで良かったんですが、最後の方、アンコールの1曲目でオジーの「Bark at the Moon」をやってる最中にどんどんこっちににじり寄ってきて、2席分を占領した上にそのオーバーな動きで私の鑑賞の邪魔までしやがるんですよ。いい加減耐え難くなったので腕で押し戻してやったら一応自分の席まで戻ったんですが、何かこれ見よがしに私の手が触れた右腕のあたりをしきりに払ったりしてました。うー気色わる。せっかくの閣下・姐さんの「馬鹿だもん」だったのにもったいなかったことですよ。このおばはん、開演前に私の座席の前を通る時に何の挨拶も礼すらなかったという時点でどうかと思ってたんですが(しかも2度もですよ)、案の定おかしな人だったというわけですね。やれやれ。

 さて次はいよいよラウドパークですよ! もう今週とか信じられねえ。その前に10日にセミナー当たってたりもするんで準備しないとな。めんどくせ。


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