恋月姫「少女娼館」

tawachi2006-09-13

 昨日は浅草橋まで恋月姫の展示に行ってきましたよ。ネタバレ注意。

第一会場は以前おなじ恋月姫の「翠迷宮」をやってた日本家屋を使ったギャラリーで、今回こちらでは和装の人形を固めて展示。恋月姫の人形って基本かなり彫り深めの白人顔だけど、和服にしても十分似合うな。中に1メートル超の人形が1体あってこれがスケスケの衣装で寝そべっていて実にエロかった。全体に確かにいかがわしい雰囲気が漂っていてタイトル通り少女娼館な感じ。地下がまた凝ったことをしていて、今度は遊郭の部屋をイメージしたと思しき内装にしてあって爛れた雰囲気がぷんぷん。赤と金の折り紙で壁紙が作ってあったのが実に淫靡でした。しかし初めて気づいたけどこのビスクってところどころ何かぶつぶつがあるのですね。これってやすりがけとかでどうにかなる種類のものではないんですかね。まあ気になるほどではないけど。

第二会場は新しくギャラリーとして作ったらしき場所で、廃ビルっぽい雰囲気の中に洋装の人形がずらり。台に置かずに壁に直接引っかけて展示してあったりして、こういう展示の方法もあるのかと感心。圧巻は第一会場の地下と並ぶ今回の目玉と思しい、天井から造花をワイヤーで何十本もぶら下げてその中に数体の人形が吊ってあったやつ。異様な緊張感に妙な終末感すら漂う凄い光景でした。でもあんな展示をするのは恐ろしくてかなわんな。ワイヤーが滑って落ちたりしたら80万が一発でパーですよ。

勿論人形1つ1つの美しさ、完成度の高さはもはや言うまでもなく。今度もいろいろと勉強させてもらいました。


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