アバラ大会

tawachi2006-05-19

 弐瓶勉の47,335,389秒ぶりの(帯に書いてあるのですが89秒という端数はどこから出て来たのでしょう。天文学的に正確だったりするんでしょうか)新刊ですよ奥さん! しかも上下二冊同時刊行とこれが興奮せずにいられましょうか。話はSFでヒーローもので怪獣ものでひたすら壮大にドンパチ繰り広げるいつもの弐瓶漫画なわけですが、表紙は無闇にかっこいいわ背景は無闇にかっこいいわ人物は無闇にかっこいいわクリーチャーは無闇にかっこいいわアクションは無闇にかっこいいわ台詞は無闇にかっこいいわ微妙なギャグは無闇に笑えるわでえらいことですよ。「取って付けたような写植の効果音(ひょっとして加筆分?)がなんか変つうか格好悪い」「どっちかというとこれアバラじゃなくて背骨だろ」といった極些細な突っ込みどころはありますが、とりあえずもうあらゆるコマがかっこ良すぎて死にそうです。作品を作る自信を無くすと同時にやる気が出ます。何でこんな景色が描けるんですかちっくしょう。