やっぱり阿呆

 昨日技能教習が全て終わり、今日は最後の学科。これを受けて効果測定に合格すればあとは卒検である。でその最後の学科に教師として出てきた指導員は、私の中で特級馬鹿に認定されている例のおばはんであった。別に教習所や教習や免許などに思い入れがあるわけでもないが、最後がこれというのはやはり少々うんざりする。第二段階の学科は第一段階に比べ押し並べて内容が薄いというのもあってか、このおばはんに当たった場合でも内容自体がわかりにくいということはさほどないのだが(私自身が講義をろくに聞かずに教本だけを読んでいるからかもしれないが)、それでもさすがおばはん、馬鹿っぷりを遺憾なく見せ付けてこちらの脳味噌を殊更に溶かしにかかってくれる。まず、内容が薄いにもかかわらず時間内に終わらないのは基本。それからやけに誤字脱字が多いのも特徴。駆動輪を駆動車と書いてみたり、タイヤチェーンをタイヤチーンと書いてみたりというのは単なるうっかりミス(それにしても異様な高頻度だが。勿論ここに挙げた他にもいろいろあるのだ)とも思えるのだが、「状」のつくりの部分が「大」になっていたり、幻覚を幼覚と書いたり(というか、「幻覚」という単語自体登場するのが不自然な文脈だった。おそらく眩惑の間違いか。運転中に幻覚が見えるってシャブ中かよ)するのはそれが正しいと思い込んでいるのに違いない。さらには「雪」「霧」の部首を「あめへん」と呼んでみたりするあたりからはああ彼女は言語が不自由な方なのだなあということがはっきりと感得される。そういった漢字関係の間違いだけではなく、「トワイライト・オン運動」の説明で「トワイっていうのは夕暮れっていう意味なんです。夕暮れにはライトをオンにしましょうという運動です」みたいな事をさも得意げに語り出した時には思わず頭を抱えそうになった。トワイライトも知らんのか。ものを知らないのはまだ仕方がないとして、勝手に脳内で変な誤った論理を構築して自信満々に垂れ流すのは生半可な根性ではできないと思う。先日の授業でも、例題をひとつ出題し○か×かを教習生に答えさせていたのだが、挙手の少なさに「今日は皆さんあまり協力的でないわね」と不満げに漏らしたうえ明らかに間違っている方の答えを言い、さらには「以上・以下」と「〜を超える・〜未満」の違いなどという糞どうでもいいわかりきったことを例のごとく鼻息を荒くして解説するのである。大丈夫かねこいつ。ここまであからさまに頭悪いのにどうしてこんなに自分の愚かさに無自覚で傲慢でいられるのか不思議でしょうがないが、まあやっぱりそこまで徹底して馬鹿なのであろうという至極当たり前の結論。


HOME PAGE : のこぎりパパ