牧野修「蠅の女」

蠅の女 (光文社文庫) 昨日からぶっ続けでパソコン仕事。全然終わらないが、疲れたし腹も減ったので途中飯を食いに出、ついでに本屋に寄る。今日駕籠真太郎先生の新刊が出ているはずだと思ったのだが見あたらない。代わりというわけでもないが、牧野修の新刊「蠅の女 (光文社文庫)」が出ていたことを思い出しゲット。帰って読む。こんなことをしている暇などないのだが、まあ内容もボリュームも薄くて小一時間で読み終わったのでよし。面白かった。以下ネタバレ感想。
 「書下ろし長編ホラー」と銘打ってあって、実際途中まではホラーの王道といった感じの(でも勿論牧野独特の気色悪さに満ちた)展開が続くのだが、中盤突然蠅姐さんが登場してからは一転、爽快なアクション劇になってひたすら突っ走る。「黒娘」に通じる凶悪美女キャラの姐さんが大変魅力的。すっとぼけた言動にも大いに笑える。