聖飢魔IIカヴァーアルバム「VOICE」に駄目出し

　買ってもいなければ全部聴いてすらいないものにあれこれ言うのもどうかと思わないではないけれど、まあ別にいいや。
　出るらしいという報せがあった時には「どんなバンドが何の曲をやるのかしら」と無闇に期待や妄想を抱かせつつ、その後「声優や俳優が多数参加」とかいう発表とともに信者達の脳裏に無限の疑問符を出現させた意図不明の謎のカヴァーアルバム。私はまあそれならそれで別人がやったらどうなるのか興味はあったので、とりあえずは買う気満々でタワレコに出向いたわけですよ。すると有り難いことに試聴機に入ってたんで、ヘッドホンの使いにくさに苛々しつつも聴いてみましたよ。
　まあ何だ、そつはない代わりにキレもない演奏はともかくとして、軒並み酷いヴォーカルに呆れ返りましたね。閣下と比較して落差だの違和感を感じるという以前にあまりの下手糞さにげんなり。中途半端なアレンジのせいなのか何なのか迫力不足のバックと相俟って、それはもうまさに素人のカラオケを聴かされている気分。聴くに堪えなくてイントロ〜歌い出しだけでほぼ全曲飛ばした。ラストの「地獄への階段」だけは割と良かったのでこれだけは終わりまで通して聴いたけど。まあ声優のファンとかには楽しんで聴けるのかもしれないが、私には無理でした。ごきげんよう。

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