CHILDREN OF BODOM @ SHIBUYA-AX

 CHILDREN OF BODOMのライヴに行く。これで5回目ぐらいになるが、いつも通り演奏はクソ上手く異様にノリの良い素晴らしいライヴであった。新譜がライヴ向けの作風でもあるし、新曲まみれのセットリストを予想していたのだが、意外に新譜からは3曲程度(4曲? よく覚えてません)に絞り、どちらかというと前作を中心にして古い曲も沢山プレイ。嬉しいような残念なような。殆どがスピード・ナンバーで、たまにスローな曲でクールダウンするといった具合。原曲より速いペースで爆走しながら一糸の乱れもない演奏には毎度のことながら驚くばかり。「Needled 24/7」「Bodom Beach Terror」あたりは全く最強だった。そういえば「Bodom Beach Terror」は「Bodom After Midnight」の曲の途中で演奏されるという変わった構成でしたよ。あと、ヤンネとアレキシの仲の良さにはほのぼのさせられました。Janne Sucks Dick! ところでアレキシの生え際はけっこうきてますよね。それでもアレキシはかっこいいので、どうせならデヴィン・タウンゼンドの領域まで達して欲しいものです。
 気になったのは、新作の曲より結局のところ昔の曲の方が受けているように感じられたこと。オープニングの「Living Dead Beat」とか、あと「In Your Face」はそれなりに皆ノリノリだったと思うが、それにしたって「Downfall」や「Deadnight Warrior」の方が盛り上がっていたような気がする。「Are you Dead Yet?」とか、もっと皆反応してもいいと思うのだが。まあ昔の名曲の方が盛り上がるのは当然のことだとも言えるし、「Are you Dead Yet?」をやる頃には観客にも疲れが出ていたというのもあるだろうが、やっぱり皆新作はあまり好きではないのだろうか。せっかくライヴ向きなのに。その辺りを見るためにも、今回新曲中心にやって欲しかった気もする。「If You Want Peace...Prepare For War」とか盛り上がると思うのだがなあ。日本向けにあえて新曲少なめのセットリストにしたのだろうか。よその国ではどうなのでしょうね。まあバンドの素晴らしいパフォーマンスには変わりなく、興奮しっぱなしの1時間半だったことは確かですよ。