死ぬほど寒い

 なんか同窓会の懇親会とやらの手伝いをやる。朝は早起きを余儀なくされ嫌いなスーツ一式を雨の中チャーリーを漕いで持ち運ばねばならず、学校に着いたら雨が降り風がびゅうびゅう吹く極寒の中一瞬で霜焼けになりそうなほどに冷たい鉄柱を運んでテントの組み立てをし、それが終わったら今度は雨はやんだものの相変わらず強風の吹く極寒の中2時間ぐらい立ちっぱなしで受付。そのような思いをしておきながら(なぜか)懇親会には出ることになっているため会費を3000円も取られ、その内容はといえば料理はまあ凝っていて美味いことは美味いものの冷めていて少なく、酒はどれもこれも冷たいものばかりで体が芯まで冷えに冷え切った状態で飲む気になどなるはずもなくといった具合で到底元など取れない。かといって飲み会に出ること自体の意義などそもそも存在せず、お偉いさん方が適当に歓談している隅っこでちょこちょこ飯を食っているぐらいしかやることもなく楽しくも何ともない。後に残るは寂しくなった財布の中身と寒さと疲労ばかり。理不尽とか割に合わないとか金返せとかいうのはこういうことを言うのであろう。
 と思ってたらバイト代が出るようですよああ良かった。今日払った会費分とそう変わらないぐらいしかもらえないだろうが労働の代わりに少ないながらもタダ飯を食えたと考えればまあいいか。