小さい氷死ね

 飲食店でお冷やが出てきたのはいいが浮いているはずの氷がすっかり溶け水がぬるくなっていてむかつくことがあるが、それよりタチが悪いのは砂利みたいな小さい氷が無数に浮かんでいる場合である。紙コップの自販機などでよくあるタイプの氷で、自販機の場合は機能上仕方がないと思うし大抵の自販機では氷なしを選択できるので別に問題ではないが、カレー屋などでこの種の氷が入った水が出てくると店員の胸ぐらを掴んで襟元から氷水を流し込みたくなる。カレーなど喉が渇く食い物を出しておきながらわざわざあのように飲みづらい状態にした水を出すのは一種の嫌がらせであるとしか思えない。飲むとき氷が歯や唇に当たる面積が大きくて冷たすぎるし、氷がじゃらじゃらと口中に入ってくる感触は不快だし、それをかみ砕くのも飲み込むのもいちいち鬱陶しいし、かといって氷の進入を阻もうとすると水が極めて少量ずつしか飲めないし、あんな水を出すカレー屋は神経がおかしいか頭が悪いかどちらかだ。死ね。と言いつつあそこのカレーはわりと好きなのでよく行ってしまいその度ごとにいらいらする羽目になるのだ。と一般論的に始めておきながら具体的な話になってしまっているついでにどこか言ってしまうとC&Cだが。どうにかしろ。でもカレー自体がクソまずい上に遅い高いと三拍子揃っているCoCo壱番屋とかよりは遙かにマシではある。