樅の木火災

 先輩から聞いた話によると樅の木火災なるものが多発しているそうな。なんでもクリスマスの飾り付けのために置いた樅の木に水をやらないでいると乾燥し、そこにイルミネーション用の電気器具などがショートしたりすると火が点いてしまうらしい。これがまたよく燃えるのだそうだ。私は思うのだがきっとこれは偉大なるサタニック・テロリスト達の仕業に違いない。遺伝子組み換えにより可燃性物質を多量に蓄積するように改良した樅の木を生産し、欠陥品のイルミネーションとセットで売り出す作戦だ。もしかすると作り物でなくて生の樅の木を置く方がイカスというような情報操作までを行っているのかもしれない。実に見事な計画であると言えよう。クリスマスツリーを燃やすなんて気が利いているではないか。ヴァーグが獄中にいる今も世界のブラックメタラー達がこうして着々と活動を進めているというのは実に頼もしい。
 そもそもクリスマスイヴ〜クリスマスというのは私の誕生日を祝うためのものであり、世界中の人々に分け隔てなく楽しんでいただく日のはずである。キリスト教がそれを勝手にキリストの誕生日だとか、クリスマスというのはキリスト祭という意味だとか(勿論、クリスマスイヴというのは私の生誕祭が語源になっている、という方が正しい)言い張り始めたのは、例えばどっかの新興宗教の教祖がキリストの生まれ変わりだとか仏陀の生まれ変わりだと自称するのと同じことである。まあ寛大な心を持つ私のことであるから、キリストの誕生日を祝うのは結局私を祝うのと同じ事であると大目に見ることもできるのだが、しかしキリスト教が幅を利かせ過ぎた結果、クリスマスというのは本当にキリストの誕生日だと誤解され、「俺はキリスト教徒じゃないからクリスマスなんて祝わない」とひねくれる人まで出てくる始末。それは「俺は幸福の科学信者じゃないからキリストも仏も信じない」というのと同じことでこれではいけない。というわけで、私はバランスを取るためにブラックメタラー達を応援し、今日明日はブラックメタルを聴き続けるのである。
 クラーーーーイスト!
 レイピーーーーン!
 ブラーーーーック!
 メターーーール!



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