ホリー・ワーバートン展

 でそのまま電車に乗って東京駅で降り、この間電話でわざわざ案内してくれたホリー・ワーバートンの写真展に行く。看板の類がほとんどなく似たような大きさのビルが建ち並ぶこの辺は、道は結構単純なのだが注意していないとどれがどのビルかわからなくなってすぐに迷うということがわかった。しかもいちいちビルがバカでかいため横道というものがほぼ存在せず、筋を1つ行き過ぎただけでもかなりの距離を戻る羽目になる。私の場合筋を2つ行き過ぎてそこのビルを半周ぐらいしたところで間違いに気付いたので500メートルぐらい無駄に歩くことになってしまった。非常に疲れたが、しかし苦労して辿り着いたその展示はそんな疲労などどうでも良くなる素晴らしいものだった。彼女の写真の現物を見るのはこれで2回目だが、やはり(もちろんわかりきったことではあるが)画集やCDジャケットなどの印刷物で見るものとは鮮やかさが全然違う。内容的には最近のシュールでちょっとデザインチックな作風のものではなくもっと昔の、幻想的に飾り立てた人物といった感じのもので占められており、鮮やかな赤や金や青がその画面をこの上なく絢爛豪華に美しく見せている。すっげえ。ALL ABOUT EVEやPARADISE LOSTのアルバムのアートワークでお馴染みの写真の実物も見られて感激。未発表らしき作品も見られて感激。また行こう。
 この展示、行ける距離のところにいる人は行かないと絶対損だと思います。名画のネームバリューだけでありがたがってその絵の何が良いのかもわからないくせに絵の前に群がってしょうもないことを下品な大声でしゃべりまくる頭の悪い臭いおばはんらが大量発生して鬱陶しいその辺の美術館の企画展に金払ってまで行く暇があったらこっちに行く方が絶対確実に良いですお得ですいいもん見られます。
 ちなみに上の画像は彼女の手掛けたCDのジャケットでタイトルは以下の通り。

  • 左上:ALL ABOUT EVE「SCARLET AND OTHER STORIES」
  • 右上:PARADISE LOST「DRACONIAN TIMES」
  • 左下:CANTAMUS「AURORA」
  • 右下:黒百合姉妹「最後は天使と聴く沈む世界の翅の記憶」

 検索すれば大きい画像が出て来るかと。こういった絵(まあ写真だが)が好きなら是非どうぞ。と柄にもなくお勧めしたりしてみるがそれぐらい好きなわけですよ。良いですよ。今月30日までやっているそうです。あと1週間しかないけど。以下展示会のデータ。





Holly Warburton展 at Gallery Past Rays M/A Marunouchi

千代田区丸の内2-6-2 丸の内八重洲ビルB1

10/30まで 12:00-19:00 日祭日休廊



http://www.asahi-mullion.com/mullion/gallery/old-index.html