家に帰る

 昨日の続きで早朝まで実験して、4時頃に自転車も電車もないので1時間ほどかけて歩いて帰る。台風後なので昨日の居酒屋の看板みたいなあれやこれやが見られるのではないかと楽しみにしていたが、並木が倒れたりボロ家が倒壊したりベニヤ板がぶっ飛んで民家の窓ガラスを突き破っていたり猫が電柱に叩き付けられて内臓をはみ出させていたり車が横転爆発炎上したり川で行方不明者が出たりなどといったことはなく、せいぜい自転車が将棋倒しになっていたり植木鉢や店の幟が倒れていたり木の枝や葉が落ちていたりという程度のごく普通の光景しか見られなかった。つまらん。でもキンモクセイの花が各所でどかどか落ちまくりなのは爽快だった。毎年この時期になるとあの便所の芳香剤のような押しつけがましいえぐい臭いをあちこちで嗅がされるのが鬱陶しくてかなわないのだ。皆何で好きこのんであんなもんを植えるのか。臭いのに。庭先にうんこを置くようなものではないか。
 帰って12時間ぐらい寝る。