サラ金うぜえ

不快

　井上和香とやらの顔がキモくて仕方がない。歯をむき出しにして大口開けた笑顔が妖怪じみていて見るたびに背筋が寒くなる。しかし実のところあの顔の造作自体は別にそこまで嫌悪するほどのこともないどうでもいいレベルであって真にキモくて妖怪じみているのは無論裏に隠された悪意なのである。サラ金がかわいこぶってんじゃねえ糞が。最近のサラ金のCMは所詮サラ金の癖に気色の悪いかわいこぶり戦略で大衆に擦り寄って来ていて非常に不愉快である。昔ながらの武富士のCMのようにただ踊っているだけで何をアピールしたいのかよくわからないCMだとはいはい勝手にやってて下さいというかむしろ笑えるぐらいでまだ良かったのだが、現在の各サラ金業者が競って展開している押しつけがましい糞イメージ戦略は本当に鬱陶しい。子犬や健気な振りした女に可愛い演技をさせておけばアホは騙されるだろうというような狙いがあまりに露骨でうんざりする。またそれによって作られた安易なイメージにあっさり騙される頭の弱い奴とかが実際にいるんだろうなあとか思うとますます腹立たしい。そこでひとつバランスを取るためにサラ金の恐ろしさをアピールするようなドラマを制作し毎週放映してはどうか。チワワ欲しさにサラ金から多額の借金をした男（アイフルのCMのおっさん）がいて、取り立て人（井上和香、もしくは小野真弓でも可）に脅えつつチワワを愛でながら暮らしているのだが、ある日可愛がっていた多数のチワワが全部攫われて、翌日から毎日一匹ずつ首だけの姿になって送られてくる。おっさんは取り立てから逃げながら犯人探しに奔走する。最終的に辿り着いた犯人は勿論取り立て人の井上和香（もしくは小野真弓）だ。犯人の自宅で既にチワワが全部殺され、食肉や皮革製品になっているのを見て逆上したチワワのおっさんは彼女に襲いかかるが返り討ちに遭い、腎臓肝臓角膜心臓一切合切闇ルートで売り捌かれるという戦慄のラスト。面白いと思うがなあ。それかCMでドアのところで物音がして出てみたらチワワの死体があって血の海というブラックなオチとか。というような話を学会の帰りの電車でしていました。
　ところで思ったんだがチワワって確か結構高かったんじゃなかろうか。だからこそあのおっさんは借金してまで買ったわけで、せっかくあれだけ増えたんだから全部飼おうとか馬鹿なことを考えずにどっかで売れば借金どころかひと儲けできるではないか。でも雌犬の方の血統書がないから駄目か。


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